【読書メモ】壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3) 浅田 次郎
壬生義士伝下巻。
面白かった。名作。
生き方というものをいろいろと考えさせてくれる一冊。
好きだったのは上下巻を通じての斎藤一との思い出と語り。
憧れというのはこういうものを言うのかもしれない。
生き方は様々。
時代によっても変わるだろうし、それぞれのものがあるだろう。
だが、理不尽さに苦悩し、他者を守ろうとする人生はいつの時代もいいものだろう。
義という人として守るべきものに生きるか否か。
自身に問う人生ではありたいとおもう。
「じゃが、これほどおのれの宿命に屈せず、苦悩に抗い続ける侍が他にあろうか」