2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
翔ぶが如く第4弾。 本章の主軸は薩摩に隠居してしまった西郷隆盛とその居ぬ間に起こる征台論。 この事実は知らなかった。 実際に出兵までしているのに存在すら触れられていないのだと知る。 西南戦争までまだ巻があるなと思っていたので納得した。 動きこそ…
プロフェッショナル仕事の流儀を見てから。 気になる一冊が面白かった。森作品も多く手がけられていて日記でもよく紹介されていた。あらためてみてもとても力のある装丁が多いことに気づく。だが惹きつけられるには理由もあったんだと。 自分もモノづくりに…
翔ぶが如く第3弾。 紛糾する征韓論。その中での駆け引きはなかなか面白い。列強という脅威に対しての恐怖感が幕末から明治にかけて国を変えたという点は面白い。 ある種でいえば西郷の何もかもが嫌になって放り出す性分というのは、実に人間らしい。西郷とい…
翔ぶが如く第2弾。 征韓論を巡る静かな闘い。 これが是であるか非であるかよりも各人の視点と思考の違いが興味深い。 明治という世の中は、幕末の数々の戦いにより到来したと感じていた。 だがよくよく考えてみれば武士の世の終焉を成し遂げ、外国の脅威に目…
翔ぶが如く第1弾。 おもしろい。 久しぶりにハマれそうな予感がある。 まず表題の秀逸さ。 この響きに魅了される。 初読だが西郷にもまして大久保その人が気になっている。 この二人がどう生きるのか。 そして1巻で既に出た征韓論。 西郷が推しに推した理由…
H氏おすすめの一冊。 読み込むほどに味わいのある作品。 考えさせられる短編がとても多くて人気があるのもうなづける。 やはり表題作はこころに残る。 異星人とのやりとりから表される意思疎通というものの本質。 コミュニケーションの難しさとともに、その…
2018年一冊目。 久しぶりのダール、堪能した。ストンと落とす切れ味や結末まで描くことなく匂わせる型など実にニクい。新訳版がどんどん出ているのでこれからも期待したい。 一番は女主人かな。少しあからさまに見える描写もその先を気にさせ、読者たちの好…