2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
Wシリーズ第6弾。 人工知能はどこまで人間になれるかを問うSF。 現代社会ではこれから数十年にわたりそれのトライ・アンド・エラーが繰り返されていく予兆があるゆえ実に興味深い。 参照データと言う名の経験則を超えたときに、どんな思考方法を持つようにな…
岳飛伝第3弾。 なかなか心躍る一冊だった。 新たな道を行く者たち。 楊令伝では少なかった恋の行方のいくつかにも期待が高まる。 王貴と王清。それぞれの道を生きながらもどこか似た感じに描かれるのがにくい。 宣凱の交渉が印象に残る。 当初は大きすぎる責…
新水滸伝第4弾。 なかなかに面白い。 まさか宋江と盧俊義にそんなエピソードがあったとは。 かなり李逵に割かれる内容が多いが、吉川先生のお気に入りだったんだろうか。 あらためて認識する百八星という言葉。 それぞれに傑出した能力を持つものが数奇なる…
壬生義士伝下巻。 面白かった。名作。 生き方というものをいろいろと考えさせてくれる一冊。 好きだったのは上下巻を通じての斎藤一との思い出と語り。 憧れというのはこういうものを言うのかもしれない。 生き方は様々。 時代によっても変わるだろうし、そ…
壬生義士伝上巻。 面白い。 久しぶりの新選組ものだが人物の魅力が凄い。 どこかうだつの上がらない男だった吉村。 彼にまつわる謎と人物像を新選組生き残りたちが語る。 知れば知るほどに謎が深まる様は、本当に読まされる。 浅田次郎お得意の思い出話から…
Kindle本。 かなり良かった。 なかでも「忘れる」前提で計画を立てるということ。 教える側も覚えろ覚えろというが、なかなかそうはいかないのが人間。 おそらくこのスケジューリングやマネジメントをしてくれるスクールは良いなと。 やりがちだった完璧。だ…
新水滸伝第3弾。 宋江と李逵の物語。 そして大きくは祝家荘の戦い。 展開は早いが読まされる。 宋江という人間の不思議。 強いわけではなく頭が切れるわけでもない。 それでも情にあつく皆を納得させる言葉を持つ。 この男の行く末をできれば吉川談義でも読…