【読書メモ】科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書) 森博嗣
再読。
初回より面白かった。
以前より身をもって経験したことがよりわかるようになり、ハイライトする部分が増えていた。
読者にとって幸福なことのひとつは、作者の思考が自身のそれを凌駕し、同時に魅了してくれることだろう。
この作者はずっとそれを続けてくれている。
ここ数年、モノづくりの一旦を担うようになった。
特に感じるのは、設計や構想が決まれば8割は完成するという感覚。
少しだけ近づけたかなということには喜びを感じた。
「『道さえ決まれば、あとは単に登るだけだ』というのは研究者的な感覚である。」