【読書メモ】バカのものさし (扶桑社文庫) 養老 孟司
かなり良かった。
教育関係として子どもたちと接する中で感じていた違和感がとてもよく説明されていた。
スイッチ一つで思い通りになる現代。
ぼくはスイッチ社会と呼んでいた。
かわりに思い通りにならないものにたいして我慢できなくなったのは大人も子どもも同じ。
不快な臭いを感じ、何かを我慢して待つこと。
それが人間として大切な理屈でわりきれないものを教える。
田舎に住もうというのは大事かもしれない。
「頭でばかり理解するんじゃなくて、からだを動かして、肌で感じていくことが、本当にいま、いちばん大切なことなんですよ」