【読書メモ】ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) (新潮文庫) 塩野 七生
ローマ人の物語第15弾。
皇帝アウグストゥスの統治を中心に。
右腕アグリッパや子であるティベリウス、ドゥルースス兄弟の活躍などが描かれる。
完璧だとおもわれたアウグストゥスの統治で起こるティベリウスの引退。
第2代皇帝となる彼と父の今後がとても気になる。
一つの慣習として紹介されたローマ人の墓標。
まるで旅人たちに語りかけるようなその墓碑には、親しみと粋さを感じる。
「これを読む人に告ぐ。健康で人を愛して生きよ。あなたがここに入るまでのすべての日々を」