【読書メモ】新装版 翔ぶが如く (2) (文春文庫) 司馬 遼太郎
翔ぶが如く第2弾。
征韓論を巡る静かな闘い。
これが是であるか非であるかよりも各人の視点と思考の違いが興味深い。
明治という世の中は、幕末の数々の戦いにより到来したと感じていた。
だがよくよく考えてみれば武士の世の終焉を成し遂げ、外国の脅威に目を向け始めた時代でもある。
経験と思考の差により様々な施策はある。
ぶつかるのはまた当然か。
「人間の不幸は、人によって尺度の大小が異なっていることである」