【読書メモ】ローマ人の物語〈14〉パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫) 塩野 七生
ローマ人の物語第14弾。
久しぶりの再開。
カエサル編が終わって興味が薄れていたが文藝春秋での小泉進次郎氏と著者の対談を読んで熱が戻る。
平和となったローマで、いかにオクタヴィアヌスは皇帝となっていったのか。
それは実に巧く着実なものだった。
カエサルに比べ派手な戦いは少ない。
しかし、じっくりと行われる改革の数々が興味をそそられる。
皇帝となるところまでの流れがとても楽しみである。
「カエサルは54歳になって革命をはじめることができたのに対し、アウグストゥスは33歳からはじめることができた」