鈴木成一氏のドキュメンタリーから。 なかなかおもしろかった。スピリチュアルと書いてはいるが、物事の捉え方の一つなんだと。教訓めいたものではなく、須藤氏の日常経験が垣間見えるので、気楽に読める。無類の読書家らしいが、小難しくないのも良い。 最…
こちらも鈴木成一氏絡みで。 非常に面白かった。 名前だけ知る作家さんが多かったが、惹かれるものも多数。 この中に入っても負けていない浦沢直樹氏と鈴木成一氏もまたなんとも。 対談はいい。 その人の持つ雰囲気が話す言葉で伝わってくる。 最近は減って…
一路上巻。これも長く楽しみにしていた一冊。まさか参勤交代の話だとは…すでに設定から度肝を抜かれた。いろいろな人間関係が謎につつまれるなか、絶対に遅れられない行軍はハラハラする。 絶体絶命からいろいろな運を引き寄せる主人公。まっすぐな様は時に…
図書館本。いやぁ面白かった。ずっとずっと読みたくて5年くらい探していた一冊。エンジニアにとっては刺激になる一冊だと思う。本人の内容が多くこれまでのアップル本では明かされていない事実も多い。いたずらの数々も最高だった! アップルで成功したから…
kindleにて。 なかなか面白かった。 SSL対応などに追われそうになる気配を感じつつ、わかりやすい内容だった。 ITの入門書としても良いかも。 あらためて考えてみるとパスワードでいろいろと文字種を使うことで強固になるという例。 面倒がらずに一文字追加…
kindleにて。 これも非常に面白かった。 単に将棋に勝てるかどうかをこえた人工知能の可能性。 予想通りかなり濃い内容が展開されていた。 羽生氏が語る茂木氏の言葉。 正解かどうかは別として、この仮定となる話は実に興味深い。 そこには私たちの頭脳では…
新書。 いやぁ面白かった。タイトルからそんなに期待していなかったのだが、刺さるものが多かった。著者が「孤独」について書けばその後孤独を肯定する本がしばらく続いたが、今後は「分散型」や「脱集中」が増えてくるのでは?(そうなる傾向を見越して書い…
図書館本。 IT系のニュースを普段から見ていれば目新しいものはなかった。 エンジニアへの助言は参考になるものもいくつか。 「設計するエンジニアは自分がITに慣れているため、複雑な操作をユーザーにも要求しがちです」 アップル、グーグルが神になる日 ハ…
kindle本にて。 日本人の社会的な常識の中で生きているほど読みにくい。 しかし、なにかを変えるヒントはあるなと感じる。 ブレイクスルーしたいとき、ひとつでもやってみることかなと。 「人類が『うまくいっているものは、いじつてはいけない』というルー…
Wシリーズ第8弾。 久しぶりにため息しか出ない。 色々と繋がる様はゾクゾクした。 ふとコミカライズ版が出れば面白いなぁと思ったのも事実。 何気ない描写がリアリティを感じさせる。 未来の世界はどんな風だろうか。 「僕は黙っているから、会話はできない…
図書館本。 勉強になった。 さまざまなデータについてどう考えていくかのプロセスが丁寧に書かれている。 最初は「考えろ」と言われてもどうすればいいかわからないのは皆同じ。 稚拙でもいいのでまずやることが重要だなと。 ネットで答えが見つかるようにな…
図書館本。 古今東西のいろいろな人物を著者視点で取り上げる。ここでしか絶対取り上げられない人がたくさん入っていて面白い。小中学生で読んでいたら、歴史好きのさらなる一助になったかもしれない。 漱石の恩人の一言が印象的。褒め言葉ながらもなかなか…
ローマ人の物語幕間として。 淡々と語られる記録といった様相。 前提知識が少ないとなかなか楽しみきれないと感じた。 ローマとガリアについての書物を色々と読んでいけばさらに面白くなりそう。 古い時代の戦争でも兵站切りや戦意高揚など、基本的な軍略は…
図書館本。 表紙の絵に惹かれるものがあり手に取った。 見たことがある絵だったが作者の名前などは初見。 非常におもしろかった。 惹きつけられる作品の数々。 エピソード。 そしてそのルーツとなるサハリン探訪のエッセイ。 不思議な郷愁感につつまれる。 …
再読。 やはり面白かった。 刺激が多い一冊。 前回は5年以上前で読メ初期の頃だった。 (まだその本の引用を最後に入れる習慣もない頃だなと気づく。) 定期的に読み返したい。 アスリートであるまえに人として尊敬できる著者。 自分の言葉として語られる人…
つづいての古典部関連。 昨日読んだ『いまさら翼といわれても』であった読書感想文ネタは面白かったので、新たな書き下ろしが読めて満足。 あとは作者の読書ルーツがわかるのもこういう企画モノならではの楽しみか。 なかなかに面白かったのは古典部面々の本…
図書館本。 連載をほぼ読んでいたので購入していなかった一冊。 あらためて読むと色々と発見があり楽しめた(忘れすぎ) 最近はプログラミング的なことでつまづくことが増えていて、一見無理そうに思う。 だがやりたいことはわかっていてそこに対して試行錯…
古典部シリーズ第6弾。 いやぁ面白かった。 しばらく離れていたしミステリィを読むモードでもなかったので期待度は低かった中、ほんとうに楽しめた。 入り込みやすさも米澤作品ならでは。 短編集。 どれも良かったが卒業制作のと読書感想文のはお気に入り。 …
かなり良かった。 教育関係として子どもたちと接する中で感じていた違和感がとてもよく説明されていた。 スイッチ一つで思い通りになる現代。 ぼくはスイッチ社会と呼んでいた。 かわりに思い通りにならないものにたいして我慢できなくなったのは大人も子ど…
ローマ人の物語第15弾。 皇帝アウグストゥスの統治を中心に。 右腕アグリッパや子であるティベリウス、ドゥルースス兄弟の活躍などが描かれる。 完璧だとおもわれたアウグストゥスの統治で起こるティベリウスの引退。 第2代皇帝となる彼と父の今後がとても気…
ローマ人の物語第14弾。 久しぶりの再開。 カエサル編が終わって興味が薄れていたが文藝春秋での小泉進次郎氏と著者の対談を読んで熱が戻る。 平和となったローマで、いかにオクタヴィアヌスは皇帝となっていったのか。 それは実に巧く着実なものだった。 カ…
翔ぶが如く第4弾。 本章の主軸は薩摩に隠居してしまった西郷隆盛とその居ぬ間に起こる征台論。 この事実は知らなかった。 実際に出兵までしているのに存在すら触れられていないのだと知る。 西南戦争までまだ巻があるなと思っていたので納得した。 動きこそ…
プロフェッショナル仕事の流儀を見てから。 気になる一冊が面白かった。森作品も多く手がけられていて日記でもよく紹介されていた。あらためてみてもとても力のある装丁が多いことに気づく。だが惹きつけられるには理由もあったんだと。 自分もモノづくりに…
翔ぶが如く第3弾。 紛糾する征韓論。その中での駆け引きはなかなか面白い。列強という脅威に対しての恐怖感が幕末から明治にかけて国を変えたという点は面白い。 ある種でいえば西郷の何もかもが嫌になって放り出す性分というのは、実に人間らしい。西郷とい…
翔ぶが如く第2弾。 征韓論を巡る静かな闘い。 これが是であるか非であるかよりも各人の視点と思考の違いが興味深い。 明治という世の中は、幕末の数々の戦いにより到来したと感じていた。 だがよくよく考えてみれば武士の世の終焉を成し遂げ、外国の脅威に目…
翔ぶが如く第1弾。 おもしろい。 久しぶりにハマれそうな予感がある。 まず表題の秀逸さ。 この響きに魅了される。 初読だが西郷にもまして大久保その人が気になっている。 この二人がどう生きるのか。 そして1巻で既に出た征韓論。 西郷が推しに推した理由…
H氏おすすめの一冊。 読み込むほどに味わいのある作品。 考えさせられる短編がとても多くて人気があるのもうなづける。 やはり表題作はこころに残る。 異星人とのやりとりから表される意思疎通というものの本質。 コミュニケーションの難しさとともに、その…
2018年一冊目。 久しぶりのダール、堪能した。ストンと落とす切れ味や結末まで描くことなく匂わせる型など実にニクい。新訳版がどんどん出ているのでこれからも期待したい。 一番は女主人かな。少しあからさまに見える描写もその先を気にさせ、読者たちの好…
図書館本。 興味深かった。 トップ棋士から退会になってしまう棋士まで様々な棋士たちの姿がある。 生き残りが厳しいく世の中になるにもかかわらず、育てるという環境からは厳しさが消えてゆく現代。 だがなにかに突出していくならば犠牲になるものは少なく…
ムック本ということだが初めて知るエピソードも多く楽しめた。個人的には沢木氏との対談が良かった。 将棋の普及という観点から見ると羽生氏の様々なイベント出演や出版、最近では加藤氏のメディア露出がある。良いものだから自然と広がるという側面はあるも…